出力が2Wの、音量調整時に考えられる音質の劣化・変化を抑えやすいパワーアンプです。
私の個人的な意見ですが、音量調整はできる限り行わないこと、
実使用の音量に合わせた出力のアンプを使用することが理想と思い、
それを考えた場合私の環境では5W以下で充分と言う結論に至り使用していました。
スピーカーや環境にもよりますが、4.5畳から8畳くらいの部屋で使用する場合なら事足りると思います。

恐らくですが歪がとても少ないということが実感できる音かと思います。
高音質といわれる機材を使っていても、今まで感じにくかった音もさらに聞こえてくる気がしています。
例として、スマホで写真を見たときに拡大縮小しないで見られる、
ちょうど良いサイズの画像を見ている感覚に近いのかもしれません。
とにかく破綻する感じ、聞きにくい感じが少ないと思います。

個人的な感覚ですが、アンプのボリュームを7～9時くらいで使用している場合は、
それはもしかしたら異常なことなのかもしれないと思い始めているところです。
多分パワーアンプには、DAコンバーターなどの場合であれば2Vの信号を入力することがベストで、
できるだけそれに近い信号を送ることが良いのだろうと思うようになりました。
入力にボリュームが入っていて、音量調整時に0.1vなどの信号に減衰して
パワーアンプに信号を送ることは、音的には望ましいことではないのだろうなと思うに至りました。
…そう考えるとゲインコントロールアンプを試してみたくなりますね（笑）
ベースは三栄無線で発売されていたSA-523型です。
三極出力管であるRCA 6BL7と松下電器の12AX7を使用したシンプルな構成です。
出力トランスはファインメット、電源平滑コンデンサーブラックゲート、 RCA信号系の配線にはオーグラインを使用しています。

音的には非常にフラットで雑味が少なくとげとげしさが少なくてきれいな音だと思います。
疲れているときやあまり音楽を聴きたくないときでも許せる音かと思います。
このアンプからトランジスタアンプに切り替えると、なんとなくですが
音を押し付けられているような印象を受ける場合もあるくらいでした。
機材が増えすぎたので出品します。

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