Victor JR-X6 (GX-500)1973年に発売された、VictorのCD-4デモジュレータ内蔵4chレシーバーです。CD-4ソースがなくてもマトリクス方式により4ch再生を楽しむことができます。プリアンプとメインアンプを切り離すことができますので、4chパワーアンプとしての使用が可能です。本機の特長は4つ備わっているレベルメーターですが、オリジナルの回路では小音量時メーター針がほとんど振れず、大音量では振り切れる状態です。出品機では圧縮型メータアンプを製作し、搭載しています。ヘッドフォンで聴いている音量でも4連メーターが細かく動作し、見ていても楽しい一台です。メインアンプ部のトランジスタは劣化が懸念されたため、パワーTrを除き全数交換しました。ライン、フォノ(MMのみ)とも良い音で再生します。AM/FMとも受信は良好です。FMのセパレーションが良く、レシーバーとして十分に使えます。ボリューム、スイッチに気になるようなガリやノイズはありません。サイズはW500xH157xD405mmと存在感のある大型の機材です。GX-500/550はセット販売時の型番です。