T03762 吉賀大眉 オファー 萩焼鉢:真作

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T03762 吉賀大眉 萩焼鉢:真作
T3762 高さ:3.0~3.9センチ 最大径:24.0センチ

状態:大体良好。底に掻き銘「寿」あり。箱虫食い少々。箱蓋桟1本無し。

作者略歴
1915年 (大正4年) 山口県萩市に生まれる。 本名寿男。
1932年 (昭和7年) 萩市立商業学校卒業。 京都市伏見の商工省陶磁器試験所に伝習生として入所、陶彫を沼田一雅に学ぶ。
1933年 (昭和8年) 同試験所一期修了、東京美術学校彫刻科塑造部に入学。 朝倉文夫、北村西望、建畠大夢に彫刻を学ぶ。
1938年 (昭和13年) 東京美術学校彫刻科塑造部卒業。 建畠大夢主宰の直士会に入り塑造の研究に励む。第二回新文展に「裸婦」(塑造)入選。
1940年 (昭和15年) 紀元二千六百年奉祝展に「裸婦」(塑造)入選。 これを最後に彫刻から離れ、以後陶芸に専念する。
1942年 (昭和17年) 陶芸家加藤土師萌に師事。(山崎覚太郎より紹介)
1943年 (昭和18年) 帰萩。泉流山窯にて作陶をはじめる。 第六回新文展(※現在の日展)第4部工芸(初入選)出品 (以後連続・受賞多数)
1945年 (昭和20年) 泉流山の先賢者の名にちなみ、大眉と号す。
1953年 (昭和28年) 山口大学教育学部講師(昭和43年まで)
1961年 (昭和36年) 萩焼作家協会会長に就任。
1962年 (昭和37年) 日本現代工芸美術展に出品 (以後連続・受賞多数)
1965年 (昭和40年) 現代工芸美術家協会理事に就任。 北欧・中近東を旅行。 このときエジプトの「アラバスター」に深い感銘を受け、作風が変化してゆく。 前後してこの頃より「暁雲シリーズ」を発表、芸術的方向性を確立する。
1971年 (昭和46年) 日本芸術院賞 連作「暁雲」
1974年 (昭和49年) 「カラー日本のやきもの・萩」(淡交社)を出版
1982年 (昭和57年) 日本芸術院会員に選任される。 現代工芸美術家協会副会長に就任。 山口県立美術館にて「吉賀大眉展」
1983年 (昭和58年) 新宮殿にて天皇陛下に陶芸について御進講。 日展常務理事に就任。
1986年 (昭和61年) 勲三等瑞宝章受章。 NHKより「萩を創る、吉賀大眉の世界」放映。
1990年 (平成2年) 文化功労者に列せられる。
1991年 (平成3年) 10月歿。 勲二等瑞宝章追叙。
1994年 (平成6年) 財団法人・萩陶芸美術館「吉賀大眉記念館」開館


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